【2026年現地ルポ】「無料の橋」として日本最長を誇る絶景ロードの光と影——開通から10年を経て問われる宮古島・伊良部島の未来
【2026年現地ルポ】「無料の橋」として日本最長を誇る絶景ロードの光と影——開通から10年を経て問われる宮古島・伊良部島の未来の重要ポイントをお届けします。専門的な知識が詰まっています。
宮古本島側の橋の袂に立つと、ひっきりなしに行き交うレンタカーや観光バスのエンジン音が耳に届く。
かつて伊良部島は、良質なカツオ漁や豊かな農業で知られる素朴な島だった。それが今や、橋を渡った先には世界的ホテルチェーンのラグジュアリーヴィラが建ち並び、プライベートプール付きの客室が1泊十数万円で埋まる。「以前は『何もない贅沢』を楽しむ場所だったが、今では『何でも揃うアジアンリゾート』へと貌を変えた」と、地元のタクシー運転手は語る。
経済効果は絶大だ。下地島空港の国際線再開や定期チャーター便の増加も相まって、伊良部島への年間訪問者は開通前の数倍規模に跳ね上がった。地価の上昇率は沖縄県内でもトップクラスを記録し続けており、地元若年層の雇用創出にも大きく寄与している。