42度のお風呂は体に毒?熱い湯に潜むリスクと正しい入浴法を徹底検証
42度のお風呂は体に毒?熱い湯に潜むリスクと正しい入浴法を徹底検証の真相について、専門知識を基に徹底解説します。
わずか2度の違いと侮るなかれ、40度のぬるめのお湯と42度の熱いお湯では、生体に生じる物理的・生理的反応が根本から異なります。
40度の湯船に浸かった場合、末梢血管がじんわりと拡張して血流が促され、血圧は緩やかに下降します。10〜15分かけて体幹の深部体温が約0.5〜1.0度上昇するため、心臓に急激なポンプ負荷をかけることなく全身の老廃物を洗い流す代謝促進が得られます。
対して42度のお湯では、入浴直後に末梢血管が反射的に強く収縮し、入浴からわずか1〜2分の間に血圧が急上昇します。その後、温熱作用で血管が拡張し始めると今度は血圧が急降下するという「血圧の乱高下」が発生します。この急激な血管の伸縮運動が血管壁へ強い物理的ストレスを与え、動脈硬化が進んだ血管には致命的なダメージとなり得ます。