85歳を迎えた「喋りの怪物」徳光和夫の矜持——生放送で居眠りしても愛され続ける、令和メディアへの強烈なアンチテーゼ
85歳を迎えた「喋りの怪物」徳光和夫の矜持——生放送で居眠りしても愛され続ける、令和メディアへの強烈なアンチテーゼにまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。
『路線バスで寄り道の旅』で見せるあの独特の佇まいは、もはや芸術の域に達している。ロケの途中で本気で眠り落ち、共演者に突っ込まれても悪びれずに笑ってみせる。過剰な編集や演出が当たり前となった現代のバラエティ番組において、あの「完全なオフ状態」を画面に晒せるタレントが他にいるだろうか。
視聴者はそこに、演じられたキャラクターではなく「近所のおじいちゃん」のような愛おしさを感じる。隙のない完璧なパーソナリティではなく、欠点も弱さも包み隠さず見せることで生じる親近感。これこそが、彼が長年愛され続ける最大の秘訣と言えるだろう。