讃岐うどんと至高のアートが交差する!熱気を帯びる高松の歩き方
讃岐うどんと至高のアートが交差する!熱気を帯びる高松の歩き方の全貌を丁寧に掘り下げてご紹介します。
街の中心部に歩を進めると、日本の建築史に金字塔を打ち立てた巨匠の遺産が静かに佇んでいる。世界的建築家・丹下健三が手掛けた香川県庁舎旧本館(東館)だ。1958年に竣工したこの建物は、日本の伝統的な木造建築の構造美を、鉄筋コンクリートの梁と柱で見事に再解釈した傑作として知られる。
低層部に配された開放的なピロティは、行政と市民を隔てず、誰でも自由に憩える「広場」としての思想を宿している。猪熊弦一郎による鮮やかな壁画が彩るロビーに身を置くと、当時の香川が目指した民主主義と文化振興の情熱が肌に伝わってくるようだ。半世紀以上の時を経てもなお色あせないモダニズムの息吹。高松の街歩きにおいて、このコンクリートの詩学を見過ごす手はない。