お酒で記憶が飛ぶ驚きの真相!アルコールが脳を縮める原因と回復法

お酒で記憶が飛ぶ驚きの真相!アルコールが脳を縮める原因と回復法に関する主要なデータを詳しく解説いたします。

お酒を飲んで記憶を失う現象は、医学用語で「アルコール性ブラックアウト(Blackout)」と呼ばれます。多くの人は「酔っ払って昔の記憶を忘れてしまった」あるいは「眠っている間に記憶が消去された」と誤解していますが、脳内で起きている実態は全く異なります。

人間の脳において、日々の出来事や会話といった新しい情報を一時的に受け止め、長期記憶として大脳皮質へ定着させる「録画装置」の役割を担っているのが、大脳辺縁系に位置する海馬(かいば)です。血中アルコール濃度が急激に上昇すると、アルコール分子は海馬の神経細胞にある受容体に直接作用し、情報伝達を強力にブロックします。

具体的には、記憶の形成に必要な興奮性神経伝達物質の受け皿である「NMDA受容体」の働きを抑え込み、逆に脳の活動を鎮静化させる「GABA受容体」を過剰に活性化させます。この結果、海馬の長期増強(LTP)と呼ばれる記憶固定化プロセスが完全にストップします。

つまり、記憶を思い出す引き出しが壊れたのではなく、「そもそも最初から脳のハードディスクに録画データが保存されていない」状態に陥っているのです。ブラックアウト中も普段通りに会話を交わし、問題なく歩いて帰宅できているように見えるのは、過去の長期記憶や運動を司る脳部位が辛うじて稼働しているためであり、海馬の記録スイッチだけが完全にオフになっています。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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