国宝・風神雷神図屏風の究極の謎と鑑賞法!奇跡の構図を徹底解説
国宝・風神雷神図屏風の究極の謎と鑑賞法!奇跡の構図を徹底解説にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。
俵屋宗達の死から約100年後、この衝撃的な傑作に挑んだ男がいた。尾形光琳である。光琳は宗達のオリジナルを徹底的に研究し、自らも同題の屏風を描き上げた。さらに時代を下り、酒井抱一や鈴木其一といった絵師たちもこの挑発的な構図を模写し、自らのスタイルへと昇華させていく。
直接の師弟関係を持たず、作品を介した「模写」によって流派の美意識が受け継がれる。この独特の継承スタイルこそが、後世に「琳派」と呼ばれる一大美の潮流を生み出した。光琳が写した『風神雷神図屏風』は、宗達の持つ野性的な勢いを洗練された装飾美へと再解釈したものであり、両者を比較鑑賞することによって、近世日本絵画が辿った美の進化のドラマをまざまざと体験できる。