【解説】シシリエンヌの意味とは?名曲の秘密とシチリアーナとの違い
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音楽用語としてのシシリエンヌ(フランス語:Sicilienne)は、直訳すると「シチリア島の、シチリア風の」という意味を持ちます。イタリア南部最大の島であるシチリア島で生まれたとされる伝統的な民族舞曲がルーツです。
ここで多くの人が抱くのが、「シチリアーナ(Siciliana / Siciliano)とシシリエンヌは何が違うのか?」という疑問でしょう。結論から言えば、言語の違いによる表記揺れであり、音楽的な形式そのものは基本的に同じものを指しています。
バロック期にイタリアやドイツで発展した楽曲(バッハやレスピーギなど)はイタリア語の「シチリアーナ」と呼ばれることが多く、19世紀末から20世紀にかけてフランス近代音楽の旗手たち(フォーレやショーソンなど)が好んで取り上げた作品群はフランス語表記の「シシリエンヌ」として定着しました。どちらも同じシチリア舞曲の系譜を受け継ぎつつ、作曲された時代や地域によって異なる優美なニュアンスを纏っています。