カピバラ肉はどんな味?南米の伝統食文化と日本で味わう方法を徹底調査

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南米ベネズエラにおいて、カピバラは現地語で「チグイロ(Chigüire)」と呼ばれ、国民的な家庭料理の主役として愛されています。その代表格が、乾燥肉をほぐして煮込む伝統料理「ピシージョ・デ・チグイロ(Pisillo de chigüire)」です。

ピシージョの調理手順は非常に合理的です。まず塩漬けにして天日干ししたカピバラ肉を塩抜きし、柔らかくなるまでじっくりとボイルします。その後、肉の繊維に沿って細かく手で裂き、ニンニク、玉ねぎ、パプリカ、そして南米特有の甘みを持つ唐辛子「アヒ・ドゥルセ」とともに油で炒め合わせます。

スパイスと野菜の香味成分が繊維の奥まで染み込んだピシージョは、トウモロコシの粉から作る薄焼きパン「アレパ」や白米、キャッサバ芋のフライと相性抜群です。繊維質な赤身肉の持ち味を最大限に活かしたこの調理法は、ジビエ料理の知恵が凝縮された逸品として現地の人々の胃袋を支え続けています。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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