鹿鳴館スタイルの真実!明治社交界ドレスと建築が放つ不滅の美学

鹿鳴館スタイルの真実!明治社交界ドレスと建築が放つ不滅の美学を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を分かりやすく展開します。

鹿鳴館時代を象徴するビジュアルといえば、きつく絞られたウエストから後ろへと大きく張り出したスカートが印象的な「鹿鳴館ドレス」です。当時のヨーロッパで最先端モードだった「バッスルスタイル(Bustle style)」がそのまま日本の上流階級へと導入されました。「バッスル」と呼ばれる腰当てや骨組みをスカートの後部に仕込むことで、ヒップラインを極端に高く立体的に見せる構築的なシルエットが最大の特徴です。

舞踏会で貴婦人たちが着用した「鹿鳴館の貴婦人夜会服(イブニングドレス/ローブ・デコルテ)」は、シルク、サテン、タフタといった極上の輸入ファブリックに、繊細なレースやフリル、重厚な刺繍が惜しみなく施されていました。デコルテを大胆に開けたデザインは、それまで肌の露出を極力避けてきた日本の伝統的な着物文化からすれば、天地が覆るほどのカルチャーショックでした。

ドレスに合わせたヘアスタイルとして定着したのが、気品あふれる「夜会巻き(ポンパドール風アップスタイル)」です。結い上げた日本髪をほどき、ボリュームを持たせて頭頂部でまとめ上げた髪には、ダイヤモンドやパールのティアラ、優雅な羽飾り、生花があしらわれました。扇子(ファン)やオペラグローブを手にした貴婦人たちの立ち姿は、まさに極東の島国に出現した本格的な西洋社交界そのものでした。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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