没後20年の真相:橋本龍太郎はなぜ「国家の解体」に挑み、そして破れ去ったのか
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頂点から転落への坂道は急速だった。自民党総裁選での敗北、そして2004年に発覚した日本歯科医師連盟からの1億円闇献金疑惑。小切手をポケットにねじ込んだとされる疑惑の渦中で、橋本は記憶の曖昧さを告白し、政界の第一線から姿を消すこととなった。
かつて田中角栄、竹下登と脈々と受け継がれた自民党最大派閥「平成研究会(旧橋本派)」は、この事件を境に弱体化の一途をたどる。自民党政治の金権体質を象徴するスキャンダルとして批判を浴びたが、同時にそれは、昭和型の派閥政治が終焉を迎える決定的な引き金でもあった。