ジャイアント廣田とは何者か 笑いで語られる女子プロレスの異才
ジャイアント廣田とは何者か 笑いで語られる女子プロレスの異才の見逃せないポイントを徹底的にカバーしました。
ジャイアント廣田という名前には、プロレスらしい遊びがある。リング上の名前は、単なる名札ではない。観客に何を期待させるかを決める合図だ。「強そう」「怪しい」「笑えそう」「何か起きそう」。名前を聞いた瞬間、観客は勝手に想像を始める。
プロレスの歴史を振り返ると、名前の力で観客を引きつけた選手は多い。怪物のような名前、漫画から飛び出したような名前、地方色のある名前、あえて脱力感を出した名前。ジャイアント廣田もまた、その系譜に置くことができる。大きな名前と身近な名前の落差が、まず笑いを生む。
この落差は、広田さくらの芸風とも相性がいい。彼女のプロレスは、観客の予想を一度作り、それを少しずらすことで反応を引き出す。大きな構えから小さなオチへ。真面目な表情から急な脱力へ。相手の決め技を受ける直前の妙な粘り。そうした細かなズレが積み重なり、会場の空気が変わっていく。