なぜ100年も生きられるのか?亀の寿命を支える生物学の最前線
なぜ100年も生きられるのか?亀の寿命を支える生物学の最前線とはどのようなものなのか? 背景や要点を整理してお届けします。
巨大なゾウガメだけでなく、日本の河川や池で見かける身近な水棲亀たちの生命力も侮れない。人気番組『ダーウィンが来た』などで特集された際も、日本の厳しい四季の寒暖差に完璧に適応する彼らの強靭な生態が話題を呼んだ。縁日で連れ帰った小さなミドリガメやクサガメが、気づけば数十年以上も家族と共に過ごしているという事例は全国各地に存在する。
彼らが日本の冬を乗り切る「冬眠」のメカニズムも長寿と深く結びついている。水底の泥の中で心拍数と呼吸を最小限に抑え、代謝を極限まで落とすことで、エネルギー消費と細胞の摩耗を最小化する。身近な種類であっても、適切な環境さえ整えれば半世紀近く生きるポテンシャルを備えているのだ。