捏造の闇と消えぬ傷跡――袴田巌さん無罪確定から2年、司法改革はなぜ進まないのか

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あの「5点の衣類」がすべてを物語っている。事件発生から1年以上経ってから、突如として味噌樽の底から見つかったとされる衣類。そこに付着していた血痕の赤みが、1年も味噌に漬かっていたにしては不自然すぎるという科学的証明が、無罪への決定打となった。

裁判所は捜査機関による「捏造」を事実上認定した。これは単なる捜査のミスではない。無実の人間を死刑台に送るために、国家機関が証拠を偽造したという恐るべき組織犯罪だ。しかし、当時の捜査関係者で刑事責任を問われた者は一人もいない。この理不尽が、遺族や支援者の怒りを買い続けている。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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