寺島しのぶの息子・尾上眞秀が魅せる伝統の革新と家族の舞台裏
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尾上眞秀の名が劇界の歴史に決定的な刻印を残したのが、初代尾上眞秀を名乗った襲名披露の舞台である。歌舞伎座で開催された「團菊祭五月大歌舞伎」において、彼の襲名のために書き下ろされた祝儀狂言『音菊眞秀若武者』が上演された。
この舞台で彼は、岩見重太郎の化け物退治をモチーフとした若武者を熱演。白塗りの化粧に凛々しい甲冑姿で花道を出てくるや否や、劇場全体を支配する圧倒的なオーラを放った。口上では日本語のみならずフランス語での挨拶を交え、満員の客席から割れんばかりの拍手と大向こうが飛んだ光景は、歌舞伎の新時代を象徴する歴史的瞬間となった。