心臓カテーテル手術の入院期間は最短何日?費用・仕事復帰の全手順
心臓カテーテル手術の入院期間は最短何日?費用・仕事復帰の全手順の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。
手術当日はどのような段取りで処置が進み、病室に戻った後はどのように過ごすことになるのでしょうか。事前に具体的なプロセスを知っておくことで、不要な心理的恐怖を大幅に和らげることができます。
心臓カテーテル手術時間と流れは、手術室(カテーテル検査室)に入室してから退出するまで、予定ステント留置術であればおおむね1時間から2時間程度で推移します。全身麻酔ではなく、穿刺部(局所)への麻酔注射のみで行われるため、手術中は意識が保たれています。カテーテルが心臓周辺の血管を進む際、血管の内側には痛覚神経が存在しないため、痛みを感じることはほぼありません。ただし、血管の形を鮮明に映し出すために造影剤を注入する瞬間、体全体がカッと熱くなる独特の感覚が生じます。バルーンを膨らませて血管を拡張する場面では、一時的に胸へ重だるい圧迫感を覚えるケースがありますが、これは血管壁が物理的に押し広げられている一時的な反応であり、ステントが留置されてバルーンが縮小すれば数分で治まります。
手術直後の過ごし方を左右するのが、カテーテルを挿入した身体の部位です。この違いによって、術後の安静時間と経過の過酷さは天と地ほど変わってきます。
狭心症ステント治療の経緯において、かつて主流だった「太ももの付け根(大腿動脈)」からのアプローチでは、動脈圧が高く血管径も太いため、止血が完了するまで4時間から6時間以上の絶対床上安静が義務付けられていました。この間は膝を曲げることも寝返りを打つことも禁じられ、排泄もベッド上で尿瓶等を用いなければならないため、患者にとっては「手術自体より術後の安静固定の方が腰が痛くて辛かった」と語られる最大のストレス要因となっていました。しかし、近年普及した「手首(橈骨動脈)」アプローチの場合、圧迫止血バンドを巻いた直後から車椅子への移乗が可能で、病室に戻ってからも自力で歩いてトイレへ行くことができます。手首側の安静制限はおよそ2時間から3時間程度で解除され、精神的・肉体的な負担は劇的に緩和されています。