実写『進撃の巨人』はなぜ「ひどい」と炎上したのか?酷評の理由と真相
実写『進撃の巨人』はなぜ「ひどい」と炎上したのか?酷評の理由と真相に関する疑問を丁寧にまとめました。詳細な解説をご確認ください。
なぜここまで原作とかけ離れた映画が作られてしまったのか。その背景には、原作者である諫山創氏自身が映画制作側に求めたスタンスが存在していました。
諫山氏は当時、「原作をそのままなぞるだけの再現映画にはしないでほしい」「映画ならではの新しいアプローチを見せてほしい」と制作陣にリクエストを出していました。漫画のストーリーをそのまま2時間の尺に圧縮しても破綻することは目に見えていたため、原作者公認のもとで大胆な再構築が図られたのです。
メガホンを取った樋口真嗣監督は、『ガメラ』シリーズや『シン・ゴジラ』でも知られる特撮界の巨匠です。樋口監督が手掛けた「特撮とミニチュアを融合させた不気味な巨人たちの描写」は、不気味の谷現象を巧みに利用したトラウマ級の映像美として、海外の映画祭などでも高い技術的評価を受けました。
しかし、特撮ファンを唸らせるビジュアルの完成度に対し、キャラクター描写やストーリー展開の粗さが目立ってしまったことで、映画全体の調和が崩れてしまいました。公開直後には関係者によるSNS上の発言トラブルなども重なり、ネット上での炎上騒動は収拾がつかない規模へと拡大してしまいました。