パリ伝説の夜を纏う香水「ディプティック オルフェオン」の極意
パリ伝説の夜を纏う香水「ディプティック オルフェオン」の極意にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。
メゾンの創業60周年を記念して紡がれたこの香りは、ブランドの歴史そのものと深く結びついている。パリのサン・ジェルマン大通り34番地 (34 Boulevard Saint-Germain) に佇むディプティック (Diptyque) 本店の目と鼻の先に、かつて「オルフェオン (Orphéon)」という夜のサロンが存在した。創業者の一人であるイヴ・クエロン (Yves Coueslant) をはじめとするクリエイターたちが集い、自由な着想を語り合った伝説の空間だ。
ジャズの旋律が心地よく響き、テーブルクロスに即興のスケッチが描かれ、笑い声が弾けたあの場所。オルフェオンが閉店した際、ディプティックはその敷地の一部を買い取り、店舗を拡張した。かつて熱気が渦巻いた空間への愛おしいオマージュとして、時空を超えて誕生したのがこの香りなのだ。